京都9月行事2026|祭り・観月・重陽の節句・おすすめイベント

京都のしきたり

こんにちは、日本文化ラボ(Nippon Culture Lab)運営者「samuraiyan(さむらいやん)」です。

9月の京都は、真夏の大きな行事がひと段落する一方で、季節の節目を感じる祭りや神事がぐっと増えてきます。2026年は、9月4日の北野天満宮の例祭、9月5日・6日の松尾大社の八朔祭、9月9日の重陽の節句、9月22日・23日の晴明祭、そして9月25日の中秋の名月を中心にした観月行事へと続きます。

とくに日程を決めやすいのが、9月9日の重陽行事と、9月25日前後の観月行事です。同じ日に複数の寺社で催しがあるため、「有名な行事を全部回る」より、神事を見たいのか、夜の月を楽しみたいのか、花や庭園を歩きたいのかを先に決めたほうが、京都らしい時間をゆっくり味わえます。

この記事では、2026年8月23日時点で確認できる公式情報をもとに、9月の主な行事を日付順と目的別の両方から紹介します。開催直前に時間や内容が変更される場合もあるので、旅行日程を決めるための土台として使ってください。

  • 2026年9月の京都行事を日付順に確認できる
  • 重陽の節句や観月行事の見どころが分かる
  • 夜・祭り・神事・花など目的別に選べる
  • アクセスや予約の注意点を押さえられる

2026年9月の京都行事一覧

まずは、旅行日を決めるときに見やすいよう、2026年9月の主な祭り・神事・特別公開を日付順にまとめます。すべてを詰め込む必要はありません。9月9日、9月22日から23日、9月25日から28日あたりを軸にすると、伝統行事を組み込みやすいですよ。

日程 行事 場所 主な内容
9月4日 例祭(北野祭) 北野天満宮 北野天満宮で最も大切な祭典
9月4日~20日の金土日 秋の夜の観月茶会 高台寺 薄茶席と夜の庭園拝観
9月5日・6日 八朔祭 松尾大社 盆踊り・女神輿・相撲・六斎念仏
9月9日 重陽神事と烏相撲 上賀茂神社 重陽神事と烏相撲
9月9日 重陽祭 車折神社 舞楽と菊酒による重陽祭
9月9日 重陽の節会 虚空蔵法輪寺 菊慈童像への献花と長寿祈願
9月19日 神苑無料公開 平安神宮 秋の七草と神苑散策
9月20日~11月25日 宝物館秋期特別展 東寺 寺宝の秋期特別展示
9月22日・23日 晴明祭 晴明神社 宵宮祭・湯立神楽・神幸祭
9月25日 名月管絃祭 下鴨神社 舞楽・管絃と中秋の名月
9月25日 賀茂観月祭 上賀茂神社 神事と奉納行事
9月25日~27日 観月の夕べ 大覚寺 大沢池での観月と舟
9月26日・27日 萩まつり 梨木神社 萩・奉納行事・抹茶席
9月26日 神泉苑観月会 神泉苑 観月法要と奉納演奏
9月28日 櫛まつり 安井金比羅宮 櫛供養と時代風俗行列

日付の取り違えに注意してください。2026年の櫛まつりは9月28日(月)です。また、晴明祭は9月22日(火・祝)と23日(水・祝)に行われます。過去年の日付が検索結果に残ることがあるため、2026年の日程で確認するのが大切です。

日程から選ぶポイント

1日だけ京都を訪れるなら、行事が集中する日を選ぶのが効率的です。9月9日は上賀茂神社、車折神社、虚空蔵法輪寺などで重陽の行事があり、同じ「菊の節句」が寺社によって違う姿で残っていることを感じられます。

一方、夜の京都を楽しみたいなら9月25日が有力です。2026年の中秋の名月は9月25日(金)で、下鴨神社、上賀茂神社、平野神社、八坂神社、松尾大社、智積院などで観月行事が予定されています。大覚寺は25日から27日までなので、1日ずらして訪れる方法もあります。

◆samuraiyan(さむらいやん)のワンポイントアドバイス

9月25日は魅力的な行事が多いのですが、京都市内を東西南北に移動して何社も回ろうとすると、移動時間だけでかなり慌ただしくなります。私は「下鴨・上賀茂」「祇園・東山」「嵯峨・嵐山」のように地域を決めて、その地域で一夜を過ごす組み方をおすすめします。

9月上旬の祭りと重陽

9月上旬は、夏の終わりと秋の始まりが重なる時期です。京都では五穀豊穣を祈る八朔祭に続き、9月9日の重陽の節句へと季節が動きます。華やかな観光イベントというより、暮らしや祈りにつながる行事が多いのが、この時期の面白さです。

秋の気配が漂う京都の寺社参道を歩く着物姿の参拝

北野天満宮の北野祭

北野天満宮では、2026年9月4日(金)に例祭(北野祭)が斎行されます。北野天満宮公式では、毎年9月4日の例祭を「当宮で最も大切なお祭り」と位置づけています。かつて勅祭として行われた北野祭の中心となる祭儀です。

北野祭というと大規模な神輿巡行を想像するかもしれませんが、9月4日はまず神事そのものを受け取る日と考えると分かりやすいでしょう。北野祭に連なる神幸祭・還幸祭は10月に続きます。そのため、9月4日は「京都の秋祭りの入口」を見る感覚に近いかなと思います。

境内へは市バス「北野天満宮前」が便利です。北野白梅町から歩くこともできます。8月の北野天満宮では御手洗川の神事も行われるため、季節のつながりを知りたい方は、当サイトの北野天満宮の足つけ燈明神事2026もあわせて読むと、夏から秋へ続く北野天満宮の行事が見えやすくなります。

松尾大社の八朔祭

松尾大社の八朔祭は、2026年9月5日(土)・6日(日)。本祭は9月6日(日)で、松尾大社公式でも午前10時から八朔祭と案内されています。前日の5日には群太鼓や盆踊り、6日には相撲、女神輿、子供神輿、嵯峨野六斎念仏踊りなどが予定されています。

八朔とは旧暦8月1日のこと。農作物が風雨や病害虫の影響を受けやすい時期に、風雨安穏や五穀豊穣、家内安全を祈ってきた行事です。境内に提灯が灯る夜の姿も魅力ですが、祭りの核にあるのは豊作への祈り。そこを知って見ると、盆踊りや相撲も単なる催しではなく、地域の祭礼として感じられます。

アクセスは阪急松尾大社駅から徒歩圏内で分かりやすいです。祭り当日は周辺道路や駐車場の状況が平常時と変わる可能性があるため、公共交通機関を基準に考えるのがおすすめ。前夜の盆踊りまで見るなら、帰りの電車時刻も先に確認しておくと安心です。

上賀茂神社の重陽神事

2026年9月9日(水)10時から、上賀茂神社では重陽神事が斎行され、引き続いて烏相撲が行われます。重陽は五節句のひとつで、9という陽の数が重なる日。菊を用いて延命長寿や災難除けを願う「菊の節句」として伝わってきました。

chrysanthemum-ritual.jpg 京都の神社で菊を供えて行われる重陽の節句をイメージした神事

上賀茂神社で特に目を引くのが烏相撲です。白装束の刀祢が「カーカーカー」「コーコーコー」と烏の鳴き声を表す所作を行い、その後に児童の相撲が奉納されます。賀茂氏の祖と八咫烏の故事につながる神事で、初めて見るとかなり印象に残るでしょう。

2026年の開催日は京都市公式観光Naviでも案内されています。重陽の由来まで知っておくと、烏相撲だけでなく、菊を供える意味や長寿を祈る節句としての背景が見えやすくなります。

車折神社と法輪寺の重陽

同じ9月9日でも、寺社によって重陽の見せ方は違います。車折神社の重陽祭は2026年9月9日13時から。菊の挿頭をつけて舞う舞楽が奉納され、菊酒とともに除災招福を願います。

虚空蔵法輪寺では同じく9月9日13時から「重陽の節会」。法要のあと、本堂の菊慈童像に菊を供え、延命息災と不老長寿を祈ります。当日限定の茱萸袋も有料で授与される予定です。

車折神社と法輪寺はどちらも嵯峨・嵐山方面なので、土地勘がある方なら同日に組み合わせたくなるところ。ただし、どちらも13時開始です。開始時刻が重なるため、神事を最初からしっかり見たいなら、どちらか一方を選ぶほうが落ち着きます。

重陽は「菊が満開になる日」という意味ではありません。現在の新暦9月9日は菊の盛りより早く、京都市公式観光Naviでも、旧暦の9月9日は新暦の10月ごろになると説明されています。花の見頃と節句の日付は分けて考えると分かりやすいですよ。

9月中旬のおすすめ行事

9月中旬は大きな祭礼だけでなく、庭園や文化財をじっくり見る催しが入ってきます。残暑の状況によっては、朝の庭園や屋内展示を選ぶのもよい方法です。

平安神宮の神苑無料公開

平安神宮では、2026年9月19日(土)に神苑が無料公開されます。時間は8時30分から16時30分までで、通常600円の神苑拝観がこの日は無料。萩やフジバカマなど秋の七草を楽しめる時期です。

平安神宮神苑は東・中・西苑などからなり、七代目小川治兵衛の作庭として知られます。紅葉の最盛期を待つのではなく、秋草と庭の静かな変化を見るのが9月らしい楽しみ方。朝から岡崎エリアを歩き、美術館や南禅寺方面へつなげる日程にも向いています。

東寺宝物館の秋期特別展

東寺では、2026年9月20日(日)から11月25日(水)まで宝物館秋期特別展が行われます。時間は9時から17時、受付終了は16時30分。宝物館のみの料金は600円と案内されています。

9月下旬に京都駅周辺で半日だけ時間が取れる場合にも組み込みやすい行事です。祭りのように「この時間を逃すと見られない」という性格ではないので、天候が不安定な日の候補にもなります。東寺は境内が広いため、宝物館だけでなく五重塔や金堂なども見るなら、余裕を持った時間配分がよいでしょう。

晴明祭と秋分の日

秋分の日を含む連休前後に西陣を訪れるなら、晴明神社の晴明祭は外せません。2026年は公式から日程と主要な時間が発表されているため、旅行予定を立てやすい祭りのひとつです。

晴明祭の宵宮と神幸祭

2026年の晴明祭は、9月22日(火・祝)と23日(水・祝)です。22日19時から宵宮祭が行われ、お迎え提灯の練り歩きと湯立神楽が奉納されます。翌23日は10時から例祭、13時から神幸祭。少年鼓笛隊を先頭に、鉾、八乙女、神輿など約500人の行列が西陣地区を進む予定です。

晴明神社公式では、2026年の湯立神楽について1人1,000円の初穂料で受けられる案内や、お迎え提灯を子ども向けに先着100名へ配る案内も出ています。こうした参加内容は定員や当日の状況に左右されるため、参加を考えている場合は早めの到着がよいでしょう。

また、神幸祭は天候の影響を受けます。公式では天候が不明瞭な場合、当日午前10時に公式SNSで方針を案内するとしています。最新情報は晴明神社公式「新着情報」で確認してください。

西陣と合わせて歩く

晴明神社は西陣にあり、23日は周辺で「西陣伝統文化祭 千両ヶ辻」も予定されています。千両ヶ辻は10時から16時30分までで、町家の特別公開や和文化に触れる企画などが行われる予定です。

つまり、23日は昼に西陣の町を歩きながら文化祭を楽しみ、13時から晴明祭の神幸祭を見る組み方ができます。ただし、巡行ルート周辺は人の流れが普段と変わります。移動時間を詰めすぎず、西陣エリアの中で過ごす計画にしておくのが楽ですよ。

中秋の名月と観月行事

2026年9月の京都で最も「秋らしさ」を感じやすい日は、9月25日かもしれません。2026年の中秋の名月は9月25日(金)。この夜を中心に、多くの寺社で観月行事が行われます。

満月と灯りに包まれた京都の寺院庭園で観月を楽しむ秋の夜

2026年の中秋の名月

京都市公式観光Naviでは、2026年の中秋の名月は9月25日(金)と案内しています。この日に合わせて、下鴨神社の名月管絃祭、上賀茂神社の賀茂観月祭、平野神社の名月祭、八坂神社の祇園社観月祭、松尾大社の観月祭などが予定されています。

月そのものを見るだけなら、どこか一か所の広場でもできます。それでも寺社の観月行事を訪れる価値は、雅楽、舞楽、神事、献茶、月見団子など、日本で月を愛でてきた文化が一緒に見えることです。あなたは、静かに月を眺めたいですか。それとも、音楽や神事と一緒に味わいたいでしょうか。ここを決めると場所選びがぐっと簡単になります。

2026年の観月行事一覧は、京都市公式 京都観光Navi「2026年観月イベント一覧」でも確認できます。

大覚寺の観月の夕べ

大覚寺の「観月の夕べ」は、2026年9月25日(金)から27日(日)まで、17時30分から21時まで。20時30分受付終了で、昼夜入替制です。大沢池に舟を浮かべて月を愛でた嵯峨天皇の故事にちなみ、龍頭鷁首舟から空の月と水面の月を楽しむ、京都を代表する観月行事のひとつです。

ここで注意したいのが、舟の乗船には特別チケットの事前申込が必要と案内されている点。大覚寺へ行けば必ず舟に乗れるわけではありません。販売方法や料金、受付条件は大覚寺公式の2026年案内を必ず確認してください。

大沢池の夜行事に興味がある方は、8月20日の送り火法要を扱った当サイトの大覚寺の宵弘法2026も参考になります。同じ大沢池でも、宵弘法は先祖を送る法会、観月の夕べは月を愛でる行事。目的が違うことがよく分かります。

下鴨神社の名月管絃祭

下鴨神社の名月管絃祭は9月25日17時30分から21時まで。橋殿で神事が行われたあと、舞楽、管絃、平安貴族舞、箏曲、尺八、琵琶などが奉納されます。平安装束の楽人と糺の森の夜が重なり、音と景色の両方で名月を味わえるのが魅力です。

京阪出町柳駅から歩けるため、公共交通機関で行きやすいのもポイント。ただし、終了後は多くの人が同じ方向へ動く可能性があります。21時まで滞在する場合は、帰りの交通と夕食の時間を先に考えておくと動きやすいでしょう。

上賀茂神社の賀茂観月祭

上賀茂神社の賀茂観月祭は9月25日16時30分から。馬場殿を舞台に神事と奉納行事が行われ、月見団子の接待も予定されています。下鴨神社より早い時間から始まるため、夕暮れから夜へ変わっていく境内を楽しめるのがいいところです。

9月9日の重陽神事と同じ上賀茂神社ですが、約2週間で境内の空気はかなり変わります。重陽では菊と長寿を願い、観月祭では秋の実りと名月を愛でる。同じ神社を別の日に訪れると、年中行事が季節を刻む感覚が分かりやすくなります。

高台寺の観月茶会

高台寺の「秋の夜の観月茶会」は、2026年9月4日から20日までの金・土・日曜に開催され、17時から18時が受付時間。要予約で、京都市公式観光Naviでは2日前の16時までに予約が必要と案内されています。

薄茶席と案内付きの庭園拝観を組み合わせた催しなので、「大人数の祭りより静かな夜がいい」という方に向いています。祇園や東山で夕方まで観光したあと、そのまま夜へつなげやすい立地も魅力です。

八坂神社などの観月祭

9月25日はほかにも選択肢があります。八坂神社の祇園社観月祭は19時からで、舞殿に舞楽、管絃、箏曲、太鼓などが奉納されます。平野神社の名月祭は18時30分から神事、19時から奉納行事。松尾大社の観月祭は17時から受付で、祭典や尺八、琴、和太鼓などが予定され、拝観料は1,000円と案内されています。

翌26日には神泉苑観月会もあります。17時から20時30分までで、野点茶席、18時から観月法要、19時から奉納演奏が予定されています。25日に予定が合わない方でも、26日に京都の月見文化を楽しめるわけです。

9月25日の選び方

雅楽や舞楽なら下鴨神社、広い境内で夕方から楽しむなら上賀茂神社、大沢池と舟なら大覚寺、祇園観光とつなぐなら八坂神社、嵐山方面なら松尾大社という選び方が分かりやすいです。

9月下旬の花と伝統行事

中秋の名月が過ぎても、9月の京都はまだ終わりません。月末には萩と櫛という、まったく違う京都文化を感じる行事が続きます。

梨木神社の萩まつり

「萩の宮」と呼ばれる梨木神社では、2026年9月26日(土)・27日(日)に萩まつりが行われます。境内には500株以上の萩があり、花の枝に俳句や短歌の短冊が結ばれる風景は、派手さとは違う京都らしい秋景色です。

26日は11時から上方舞、13時から小笠原流礼法と弓術披露。27日は11時から萩まつり神事、11時30分から京舞、13時から居合抜刀術、14時から地唄・箏曲が予定されています。両日とも抹茶席は10時から15時まで。2026年の拝服券は1,200円です。

また、9月19日には萩まつり協賛の府市民俳句大会も予定されています。花だけを見るなら祭り当日に限定する必要はありませんが、奉納行事と一緒に味わうなら26日・27日が本命です。行事当日は境内駐車場を利用できないと公式が案内しているので、バスや京阪電車から歩く計画にしてください。

安井金比羅宮の櫛まつり

2026年の第66回櫛まつりは、9月28日(月)13時から安井金比羅宮で行われます。久志塚の前で使い古した櫛や折れた櫛を供養したあと、古代から現代の舞妓まで、各時代の髪型と衣装をまとった女性たちによる時代風俗行列が祇園界隈を進みます。

京都の町を華やかな着物と伝統的な髪型で進む時代風俗行列

櫛まつりの面白さは、髪型そのものが歴史資料のように見えてくるところです。十二単の時代から江戸、明治、現代へと、美意識や暮らしの変化を「髪」でたどれる行事。祇園を歩く日と重なるなら、かなり相性がよいでしょう。

神事は13時開始で見学は無料です。ただし、行列の進行や当日の実施内容は天候などで変わる可能性があります。安井金比羅宮周辺は東山観光の人通りも多いため、開始直前に到着するより少し余裕を持つほうが安心です。

目的別に選ぶ京都9月行事

日付ではなく「何を見たいか」で決めると、京都9月観光はもっと選びやすくなります。ここでは夜、神事、花という3つの目的から候補を絞ります。

夜の行事を選ぶ

夜を目的にするなら、高台寺の観月茶会、晴明祭宵宮、9月25日の各観月祭、大覚寺の観月の夕べが候補です。予約が必要なものと、自由に参拝できるものが混在しているので、最初に予約条件を確認しましょう。

遠方から訪れる場合は、夜行事の終了後に新幹線へ急ぐより、京都市内で一泊したほうが余裕を持てます。とくに9月25日は終了が20時から21時台になる行事が多いため、楽天トラベル、じゃらん、一休.comなどで京都駅周辺や行事会場に近い宿を先に押さえておくと、帰りを気にせず過ごしやすいですよ。

神事を深く味わう

神事そのものを見たいなら、9月4日の北野祭、9月9日の上賀茂神社の重陽神事、9月22日・23日の晴明祭がおすすめです。いずれも「写真映えする催し」というより、長く続く信仰や地域の歴史を体感できる行事です。

神事では、進行中の場所へ入り込んだり、参列者の前に出て撮影したりしないことが大切。撮影可否も場所によって異なります。現地の掲示や係員の案内を優先し、祈りの場にお邪魔する気持ちで見ると、行事の印象も変わると思います。

花や庭園を楽しむ

花や庭園が目的なら、9月19日の平安神宮神苑、9月26日・27日の梨木神社が分かりやすい候補です。9月は紅葉の本番にはまだ早いため、「赤い京都」を探すより、萩、フジバカマ、秋草など季節の移ろいを見るのがおすすめ。

9月の花は気温や降雨で見頃が前後します。祭りの日と満開が必ず一致するわけではありません。花を最優先するなら、直前に寺社の公式サイトやSNSで開花状況を確認してから訪れるのが確実です。

9月の京都旅行の組み方

9月の京都は日中に暑さが残る一方、夜は行事が続きます。朝から夜まで詰め込むより、昼の休憩と夜の移動を最初から予定に入れておくと、無理のない旅になります。

宿泊したい日程

宿泊の優先度が高いのは、9月5日の八朔祭前夜、9月22日の晴明祭宵宮、そして9月25日前後の観月行事です。特に9月25日は金曜日で、夜行事が市内各地に集中します。京都駅周辺に泊まれば翌日の移動は便利ですが、嵐山の大覚寺や松尾大社が目的なら西側の宿も候補になります。

また、9月26日・27日は梨木神社の萩まつりと大覚寺の観月の夕べが重なります。昼に京都御苑周辺、夜に嵯峨へ移動することはできますが、市内を横断する形になるため、時間には余裕が必要です。

残暑と雨への備え

9月の京都は「秋だから涼しい」と決めつけないほうがよいです。日中の屋外行事では、帽子、飲み物、汗を拭くものなどを用意し、休憩を挟んでください。一方、夜の観月行事では池や広い境内で過ごす時間が長くなるため、薄手の羽織りが役立つ日もあります。

野外の奉納行事や巡行は、雨天・荒天で縮小、中止、内容変更になる場合があります。傘だけでなく、両手を使いやすいレインウェアも選択肢です。体調や安全面に不安がある場合は無理をせず、最終的な判断は医療機関などの専門家にご相談ください。

最新情報の確認方法

2026年の開催日が発表済みでも、当日の時間、受付方法、料金、交通規制、雨天対応は変更されることがあります。特に大覚寺の舟、茶席、特別拝観のように定員や予約が関わるものは、数日前では遅い場合もあります。

正確な情報は各寺社の公式サイトをご確認ください。この記事は2026年8月23日時点で確認できる情報をもとにしています。料金、予約方法、受付終了時刻、交通規制、荒天時の対応は、訪問直前にもう一度確認してください。

◆samuraiyan(さむらいやん)のワンポイントアドバイス

旅行計画では「開催日を確認したら終わり」にしないのがコツです。私は、予約が必要か、最終受付は何時か、雨なら何が中止になるか、帰りの交通は残っているか、この4点まで確認してから予定を固めるようにしています。夜の寺社行事ほど、このひと手間が効きますよ。

よくある質問

2026年9月の京都行事について、旅行前に確認しておきたい疑問をまとめます。

京都9月行事2026のよくある質問

Q1. 2026年9月に京都で特におすすめの行事はいつですか?

A. 神事なら9月9日の重陽の節句、祭りなら9月22日・23日の晴明祭、夜の行事なら9月25日前後の観月行事がおすすめです。9月26日・27日の梨木神社の萩まつり、9月28日の櫛まつりも京都らしい伝統文化を感じられます。

Q2. 2026年の中秋の名月はいつですか?

A. 2026年の中秋の名月は9月25日(金)です。下鴨神社、上賀茂神社、平野神社、八坂神社、松尾大社、智積院などで観月行事が予定され、大覚寺の観月の夕べは9月25日から27日まで行われます。

Q3. 京都の観月行事は予約が必要ですか?

A. 行事によって異なります。大覚寺の観月の夕べで舟に乗る場合は特別チケットの事前申込が必要です。高台寺の秋の夜の観月茶会も要予約。一方、下鴨神社や上賀茂神社など自由に参拝できる行事もあります。参加前に各公式サイトで確認してください。

Q4. 9月9日の重陽の節句はどこへ行くのがおすすめですか?

A. 烏相撲まで見たいなら上賀茂神社が分かりやすいです。舞楽と菊酒なら車折神社、菊慈童像への献花と長寿祈願なら虚空蔵法輪寺が候補になります。同じ重陽でも内容が違うので、見たい神事から選んでください。

Q5. 9月の京都は夜でも暑いですか?

A. 年によって差があり、9月でも日中の暑さが残ることがあります。一方、夜は天候や場所によって体感温度が下がることもあります。昼は暑さ対策をしつつ、夜の観月では薄手の羽織りも持つなど、当日の予報に合わせて調整してください。

京都9月行事2026まとめ

2026年9月の京都は、夏から秋へ季節が移る過程そのものを、祭りや神事の中で感じられる1か月です。前半は北野祭、八朔祭、重陽の節句。中旬には神苑や寺宝の特別公開が始まり、秋分の日には晴明祭。そして9月25日の中秋の名月を中心に、京都各地で観月行事が続きます。

最後に日程を決めるポイントをまとめます。

  • 9月4日~6日なら北野祭と八朔祭
  • 9月9日なら重陽神事と烏相撲など重陽の節句
  • 9月22日・23日なら晴明祭と西陣散策
  • 9月25日前後なら中秋の名月と観月行事
  • 9月26日~28日なら萩まつりと櫛まつり

すべてを回るより、あなたが「何を見たいか」をひとつ決め、その行事を中心に寺社や町歩きを足していくほうが、京都の時間を味わえます。とくに夜の観月行事は、帰りを急がず過ごせる宿泊日程とも相性がいいですよ。

なお、開催内容は天候や主催者判断で変更される場合があります。旅行直前には、日程、時間、料金、予約、受付、交通規制、雨天対応を公式情報でもう一度確認してから出かけましょう。

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