こんにちは。日本文化ラボ(Nippon Culture Lab)、運営者のsamuraiyan(さむらいやん)です。
京都発祥の企業を調べていると、任天堂や京セラ、村田製作所のようなメーカーだけでなく、私たちの日常に深く入り込んだ企業にも出会います。
その代表格のひとつが、「餃子の王将」を運営する株式会社王将フードサービスです。
京都・四条大宮の1号店から始まり、現在では全国規模の中華料理チェーンへ成長しました。餃子、炒飯、天津飯、ラーメン、一品料理などを日常的に利用している人も多いですよね。
一方、上場企業として見ると、「なぜ餃子の王将は強いのか」「王将フードサービスの業績はどうなのか」「株価は何を見て判断すればよいのか」「株主優待はいくらもらえるのか」といった点も気になります。
結論から言うと、王将フードサービスの強さは、看板商品の餃子、店内での手作り調理、店舗ごとのオリジナリティ、自社工場による食材供給、全国で認知されたブランドが組み合わさっている点にあります。
ただし、投資対象として見る場合は強みだけでは判断できません。原材料価格、人件費、店舗建築費などの上昇は利益を圧迫しますし、2027年3月期第1四半期は前年同期比で減収・減益となっています。
この記事では、王将フードサービスの歴史、餃子の王将の強み、最新業績、株価を見るときの考え方、株式分割、配当、株主優待、そして今後の成長戦略まで、2026年9月1日時点の公式情報を中心に整理します。
この記事でわかること
- 王将フードサービスとはどんな会社なのか
- 餃子の王将が京都・四条大宮から始まった歴史
- 餃子の王将と大阪王将の違い
- 王将フードサービスが公式に挙げる3つの強み
- 2026年3月期と2027年3月期第1四半期の最新業績
- 王将フードサービスの株価を見るときのポイント
- 2024年の1株→3株の株式分割
- 2026年9月末から拡充される株主優待
- 海外展開・DX・出店など今後の成長戦略
- 王将フードサービスとは?「餃子の王将」を運営する京都企業
- 餃子の王将の歴史|1967年に京都・四条大宮で創業
- 餃子の王将と大阪王将は別会社
- 餃子の王将の強みとは?公式が挙げる3つの特徴
- 4つの自社工場が店舗運営を支えている
- 王将フードサービスの業績|2026年3月期は売上高が過去最高
- 最新の2027年3月期第1四半期は減収・減益
- 王将フードサービスの株価を見るときのポイント
- 2024年10月に1株を3株へ株式分割
- 王将フードサービスの配当|2027年3月期は年間56円予想
- 餃子の王将の株主優待|2026年9月末から拡充
- 株主優待だけで投資判断をしない
- 王将フードサービスのリスク|コスト上昇をどう吸収するか
- 今後の成長戦略|東日本・海外・DXへ投資
- ぎょうざ倶楽部などリピーターづくりも強み
- 食の安全と国産食材もブランドを支える
- 王将フードサービスを企業研究するときの5つの数字
- 京都企業として見る王将フードサービス
- よくある質問
- まとめ|餃子の王将の強みは「餃子・手作り・店舗力」にある
王将フードサービスとは?「餃子の王将」を運営する京都企業

株式会社王将フードサービスは、中華料理チェーン「餃子の王将」を運営する京都発祥の外食企業です。
創業は1967年12月24日。現在の本社は京都市山科区にあります。
東京証券取引所プライム市場に上場しており、証券コードは9936です。
2026年3月31日時点の会社概要では、売上高1,168億38百万円、従業員2,489名、店舗数728店舗となっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社王将フードサービス |
| 創業 | 1967年12月24日 |
| 会社設立 | 1974年7月3日 |
| 本社 | 京都市山科区 |
| 代表者 | 代表取締役社長 渡邊直人氏 |
| 証券コード | 9936 |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
| 2026年3月期売上高 | 1,168億38百万円 |
| 店舗数 | 728店(2026年3月31日時点) |
2026年6月30日時点の第1四半期決算では、直営551店、FC176店の合計727店となっています。
時点によって店舗数が変わるため、「現在728店舗」と固定して書くのではなく、基準日を付けて確認することが大切です。
餃子の王将の歴史|1967年に京都・四条大宮で創業

餃子の王将の歴史は、1967年12月24日に京都四条大宮へ「王将」1号店を出店したことから始まります。
創業者は加藤朝雄氏です。
公式の創業ストーリーでは、中国で終戦を迎えた加藤氏が現地で餃子を味わった経験を背景に、日本で餃子を広げようとしたことが紹介されています。
加藤氏が重視したのは、働く人がお金に余裕のないときでも、お腹いっぱい食べられる店を作ることでした。
この考え方は、現在の王将フードサービスが個人投資家向けページで示している「日常食に特化する」という事業の考え方にもつながっています。
1974年に株式会社王将チェーンを設立
1974年には「株式会社王将チェーン」を設立しました。
このとき、会社の営業方針として「早く、おいしく、安く」を掲げています。
その後、関西だけでなく関東、東海、九州などへ店舗を拡大していきました。
王将フードサービスの主な歴史
- 1967年:京都四条大宮に王将1号店を出店
- 1974年:株式会社王将チェーンを設立
- 1977年:京都市伏見区にロードサイド型店舗を出店
- 1978年:東京・新宿に関東地区の直営1号店を出店
- 1990年:株式会社王将フードサービスへ商号変更
- 1993年:日本証券業協会へ店頭売買銘柄として登録
- 1995年:大阪証券取引所市場第二部・京都証券取引所へ上場
- 2006年:大阪証券取引所市場第一部へ指定
- 2013年:東証・大証統合により東京証券取引所市場第一部へ移行
- 2015年:国内700店舗を達成
- 2022年:東京証券取引所プライム市場へ移行
- 2024年:連結売上高が初めて1,000億円を突破
- 2024年10月:1株につき3株の株式分割を実施
元記事では1993年を「大阪証券取引所市場第二部上場」としていましたが、公式FAQでは1993年は店頭売買銘柄への登録、1995年に大阪証券取引所市場第二部と京都証券取引所へ上場したとされています。
餃子の王将と大阪王将は別会社
「餃子の王将」と「大阪王将」は、名前がよく似ているため混同されやすいブランドです。
結論として、現在は資本関係も業務提携関係もない別会社です。
「餃子の王将」を運営するのが株式会社王将フードサービス。
「大阪王将」は、イートアンドホールディングス傘下の株式会社大阪王将が運営しています。
| 項目 | 餃子の王将 | 大阪王将 |
|---|---|---|
| 運営 | 王将フードサービス | 株式会社大阪王将 |
| 親会社 | - | イートアンドホールディングス |
| 発祥 | 京都 | 大阪 |
| 株式を見る場合 | 王将フードサービス(9936) | イートアンドホールディングス |
「餃子の王将の株を買いたい」と企業情報を調べる場合は、王将フードサービス、証券コード9936を確認します。
餃子の王将の強みとは?公式が挙げる3つの特徴
王将フードサービスは、個人投資家向けの公式IRサイトで、自社の強みを大きく3つに整理しています。
「餃子」「手作り」「オリジナリティ」です。
強み1|看板商品の餃子
最大の強みは、ブランド名そのものになっている餃子です。
餃子に使う主要食材の豚肉、キャベツ、ニラ、にんにく、生姜、小麦粉はすべて国産。
にんにくは青森県産、小麦粉は北海道産を使用しています。
さらに、餃子の餡と皮は自社工場で毎日製造し、冷凍せず店舗へ配送しています。
全国チェーンで大量の商品を扱いながら、看板商品の品質と鮮度をブランドの中心に置いている点が特徴です。
強み2|店舗での手作り調理

二つ目が手作り調理です。
一般的なチェーン店では、工場で加工した食品を店舗で温めて提供する方法もあります。
餃子の王将では、炒飯、ニラレバ、酢豚、回鍋肉など多くの料理を店舗で調理します。
これは効率だけを考えれば難しい運営方法です。
一方で、出来たての料理を提供でき、利用者の希望にも対応しやすいという強みがあります。
強み3|店舗ごとのオリジナリティ
三つ目が店舗ごとのオリジナリティです。
公式IRサイトでも、地域のニーズや利用者の嗜好に合わせた店舗独自メニューを強みとして挙げています。
全国チェーンとしてのブランドや品質を持ちながら、すべてを完全に画一化しない。
このバランスが「自分の街の王将」という地域密着感につながっています。
餃子の王将の強みを整理すると
- 餃子という明確な看板商品がある
- 餃子の主要食材は国産
- 自社工場で主要食材を製造・供給できる
- 店舗で手作り調理する料理が多い
- 店舗ごとのオリジナルメニューを提供できる
- 全国チェーンでありながら地域性を残している
4つの自社工場が店舗運営を支えている
店舗で手作り調理する一方、すべてを店内だけで完結しているわけではありません。
王将フードサービスは、京都、埼玉、福岡、北海道に4つの工場を持っています。
工場では餃子の餡や皮、中華麺、肉加工、スープなど店舗で使用する主要食材を製造しています。
つまり、工場による安定供給と店舗での手作り調理を組み合わせているところがポイントです。
大量一括仕入れによるコスト面のメリットと、店内調理による出来たて感の両方を狙える仕組みになっています。
王将フードサービスの業績|2026年3月期は売上高が過去最高
投資対象として王将フードサービスを見るなら、ブランド力だけでなく数字を確認する必要があります。
2026年3月期の売上高は1,168億38百万円で、5年連続の増収、4年連続の過去最高更新となりました。
一方、営業利益は104億10百万円で前年より4.5%減少しています。
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 営業利益率 | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 1,014億1百万円 | 102億86百万円 | 10.1% | 75.0% |
| 2025年3月期 | 1,110億33百万円 | 109億4百万円 | 9.8% | 76.8% |
| 2026年3月期 | 1,168億38百万円 | 104億10百万円 | 8.9% | 76.5% |
ここで見るべきなのは、売上高だけではありません。
売上は伸びていますが、営業利益率は10.1%→9.8%→8.9%と低下しています。
会社側も、人件費、原材料価格、店舗建築費・設備費など各種コストの上昇を収益の下押し要因として挙げています。
最新の2027年3月期第1四半期は減収・減益
2026年9月1日時点で確認できる最新決算は、2026年7月31日に発表された2027年3月期第1四半期です。
| 項目 | 2027年3月期1Q | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 282億14百万円 | ▲4.9% |
| 営業利益 | 14億15百万円 | ▲52.8% |
| 経常利益 | 16億8百万円 | ▲48.4% |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 9億88百万円 | ▲53.7% |
| 自己資本比率 | 77.0% | - |
会社は減収の理由として、前年同期にテレビ番組などへの露出で売上が大きく伸びていた反動、デリバリー需要の落ち着き、物価高による節約志向などを挙げています。
利益面では、それに加えて原材料価格や人件費など各種コストの上昇が影響しました。
したがって、「売上が過去最高だから順調」と前年通期だけを見るのではなく、最新四半期まで確認する必要があります。
通期予想は据え置き
一方、会社は2027年3月期の通期業績予想を変更していません。
| 項目 | 2027年3月期会社予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,213億57百万円 | +3.9% |
| 営業利益 | 109億51百万円 | +5.2% |
| 経常利益 | 110億36百万円 | +3.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 70億96百万円 | ▲5.0% |
第1四半期が弱かったからといって、その時点だけで年間業績を断定することはできません。
今後は、第2四半期以降の客数・客単価・既存店売上、コストの推移、会社予想の修正有無を確認する必要があります。
王将フードサービスの株価を見るときのポイント
王将フードサービスの株価を見るときに最も避けたいのが、「1株○円だから高い」「以前より下がったから安い」と株価そのものだけで判断することです。
株価の評価には、利益や純資産、配当、成長期待など複数の要素が反映されます。

株価と合わせて確認したい指標
- PER:株価が1株利益の何倍まで評価されているか
- PBR:株価が1株純資産の何倍まで評価されているか
- EPS:1株当たり利益
- ROE:自己資本を使ってどれだけ利益を生み出しているか
- 営業利益率:本業でどれだけ利益を残せているか
- 配当:1株当たり年間配当と配当性向
- 株主優待:保有株数に応じた優待内容
- 既存店売上:既存店舗の売上が伸びているか
株価は記事内で固定しない方がよい
株価は毎営業日変わります。
そのため、この記事に「現在の株価は○○円」と固定してしまうと、短期間で古い情報になります。
現在値を確認したい場合は、王将フードサービス公式IRサイトの株価情報から最新情報を確認してください。
2024年10月に1株を3株へ株式分割
過去の株価を比較するときに重要なのが株式分割です。
王将フードサービスは2024年10月1日付で、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行いました。
そのため、2024年9月以前と現在の株価を単純に数字だけで比較すると誤解する場合があります。
過去チャートや1株利益、配当などを見るときは、分割調整済みかどうかを確認しましょう。
王将フードサービスの配当|2027年3月期は年間56円予想
2027年3月期の会社予想では、中間28円、期末28円で、年間配当は1株56円です。
2026年3月期も年間56円でした。
王将フードサービスは、配当について当期業績だけでなく、株主資本配当率(DOE)の一定水準も目安にするとしています。
配当利回りは株価によって変わるため、最新株価と年間配当予想からその都度確認してください。
餃子の王将の株主優待|2026年9月末から拡充
王将フードサービスは、100株以上を保有する株主を対象に株主優待を実施しています。
そして2026年6月11日、2026年9月30日を基準日とする株主優待から制度を拡充・電子化すると発表しました。
2026年9月末基準からの新しい優待額
| 保有株式数 | 半期 | 年間 |
|---|---|---|
| 100〜299株 | 2,500円 | 5,000円 |
| 300〜499株 | 4,000円 | 8,000円 |
| 500〜999株 | 5,000円 | 10,000円 |
| 1,000〜1,999株 | 8,000円 | 16,000円 |
| 2,000〜3,999株 | 15,000円 | 30,000円 |
| 4,000株以上 | 21,000円 | 42,000円 |
従来制度と比べて、優待額は保有区分によりおおむね1.25倍へ拡充されます。
また、3月末時点で100株以上を保有する株主へ贈呈される会計時5%割引の「株主様ご優待カード」は継続予定です。
スマホと紙の併用型電子チケットへ
新しい制度では、従来の500円単位の紙券から、スマートフォンと紙の両方で使える電子チケット方式へ移行します。
2026年9月末からの主な変更
- 優待額を増額
- スマートフォン・紙併用型の電子チケットへ移行
- 1円単位で利用可能になる
- 家族や友人へ優待残高をプレゼントできる
- 家族間などで優待を共有できる
- 商品交換の手続きをWeb化
- 5%割引の株主様ご優待カードは継続
スマートフォンを持っていない場合も、郵送される紙に印刷されたバーコードを使える仕組みです。
株主優待の注意2026年9月末からの新制度は2026年6月11日に会社が発表した内容です。制度の利用方法や商品交換内容など追加情報が公表される場合があります。実際に権利取得を検討する際は、必ず王将フードサービス公式IRの株主優待ページと適時開示をご確認ください。
株主優待だけで投資判断をしない
王将をよく利用する人にとって、食事に使える株主優待はわかりやすいメリットです。
しかし、「年間5,000円分もらえるからお得」という理由だけで株式の価値を判断することはできません。
株価が下落すれば、優待で得られる金額を大きく上回る評価損が生じる可能性があります。
優待を見る場合でも、次の項目を合わせて確認する必要があります。
- 業績
- 会社の業績予想
- 株価水準
- 配当
- 営業利益率
- 既存店売上
- 原材料費・人件費
- 優待制度変更の可能性
王将フードサービスのリスク|コスト上昇をどう吸収するか
王将フードサービスを見るうえで、現在特に重要なのがコストです。
原材料価格
餃子の主要食材には豚肉、キャベツ、ニラ、にんにく、生姜、小麦粉などがあります。
原材料価格が上昇すると、商品の販売価格を変えない限り利益を圧迫します。
人件費
手作り調理を強みにする王将にとって、人は重要な経営資源です。
一方で賃金上昇は費用にもなります。
2026年度には平均22,594円、5.9%の賃上げを実施したと第1四半期決算で説明しています。
人材への投資によってサービス・調理力や生産性を高められるかが重要になります。
店舗建築・改装費
会社は店舗建築費や設備費の上昇も利益を圧迫する要因として挙げています。
今後新店を増やす場合、出店数だけでなく投資回収ができるかを見る必要があります。
今後の成長戦略|東日本・海外・DXへ投資
最新決算を見ると、王将フードサービスは利益が落ちているから投資を止めるのではなく、将来に向けた投資を続けています。
東日本での店舗拡大
2027年3月期の会社計画では、東日本エリアを中心に出店を加速する方針です。
年間では直営15店、FC3店を新規出店し、閉店を差し引いて全体で16店舗の純増を計画しています。
海外展開
台湾では店舗展開を続けており、2026年4月には台中市へ初出店しました。
さらに2026年8月13日には、シドニーにOhsho Food Service Australia Pty Ltdの設立登記を完了しています。
オーストラリアでは「Japanese Gyoza Diner Ohsho」として、日本発のファストカジュアル型餃子ダイナーを展開する方針です。
2027年3月期業績への影響は軽微とされていますが、将来の成長を見るうえでは注目点になります。
AI・DX投資
店舗運営ではAIを使った需要予測システムの構築も進めています。
食材発注時間の短縮、廃棄ロス削減、人員配置の最適化などを目指しています。
手作り調理という「人」の強みと、データ・AIによる効率化をどう組み合わせるかが今後のポイントです。
ぎょうざ倶楽部などリピーターづくりも強み
王将フードサービスの事業を見ると、店舗を増やすだけでなく、既存客に繰り返し利用してもらう仕組みにも力を入れています。
その代表例が「ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン」です。
2026年版では会員数が過去最高の136万人に達したと第1四半期決算で公表されています。
こうした会員制度、公式アプリ、キャンペーンは、来店頻度を高めるための重要な仕組みです。
食の安全と国産食材もブランドを支える
外食企業にとって食の安全は、ブランドの土台です。
王将フードサービスでは、店舗へ配送する米、豚肉、鶏肉、野菜など大半の食材に国産品を使用しています。
特に餃子の主要食材はすべて国産です。
また、久御山・九州・札幌の工場ではISO9001、東松山工場では食品安全マネジメントシステムFSSC22000を取得しています。
安さだけではなく、品質や安全をどう維持するかも企業価値を考えるうえで重要です。
王将フードサービスを企業研究するときの5つの数字
毎回すべてのIR資料を読むのが難しい場合は、まず次の5項目を追うと状況を把握しやすくなります。
| 確認項目 | 見る理由 |
|---|---|
| 売上高 | 事業規模が伸びているか |
| 既存店売上 | 新店に頼らず既存店舗が成長しているか |
| 営業利益率 | 原材料費・人件費上昇を吸収できているか |
| 自己資本比率 | 財務基盤の状態を確認する |
| 店舗数 | 出店・閉店と成長戦略の進捗を見る |
さらに株式投資として見る場合は、PER、PBR、ROE、配当、株主優待を加えて確認すると整理しやすくなります。
京都企業として見る王将フードサービス
京都企業というと、電子部品、ゲーム、精密機器などの技術系企業が注目されがちです。
しかし王将フードサービスは、外食というまったく違う分野から全国の日常生活へ入り込んだ京都企業です。
京都四条大宮の一店舗から始まり、ブランドを全国へ広げながら、地域ごとの店舗個性も残す。
そこには、大きくなっても自社の強みを明確に保つ京都企業らしい一面を見ることができます。
京都企業をさらに知りたい人へ京都企業全体を比較したい場合は、京都企業とは?任天堂・京セラなど世界で強い本社企業一覧も参考にしてください。
京都企業の経営文化については、京都企業が強い理由|老舗文化・技術力・独自経営を解説で紹介しています。
よくある質問
王将フードサービスは何の会社ですか?
中華料理チェーン「餃子の王将」などを運営する京都の外食企業です。東京証券取引所プライム市場に上場しており、証券コードは9936です。
餃子の王将はどこで創業しましたか?
1967年12月24日に京都市の四条大宮で1号店を出店しました。
餃子の王将と大阪王将は同じ会社ですか?
違います。餃子の王将は王将フードサービス、大阪王将はイートアンドホールディングス傘下の株式会社大阪王将が運営しています。現在、両社に資本関係・業務提携関係はありません。
餃子の王将の強みは何ですか?
王将フードサービスは公式IRで、「餃子」「手作り」「オリジナリティ」の3つを主な強みとして紹介しています。餃子の主要食材は国産で、自社工場から供給し、店舗では手作り調理を重視しています。
2026年3月期の売上高はいくらですか?
1,168億38百万円です。5年連続の増収となりました。一方、営業利益は104億10百万円で前期より減少しています。
最新の2027年3月期第1四半期の業績は?
売上高282億14百万円、営業利益14億15百万円です。前年同期比では売上高4.9%減、営業利益52.8%減となりました。会社は2027年3月期通期予想を据え置いています。
王将フードサービスの株式分割はいつ行われましたか?
2024年10月1日に1株を3株へ分割しました。過去株価を比較するときには、株式分割の影響に注意してください。
王将フードサービスの株主優待は100株からですか?
はい。100株以上が対象です。2026年9月30日基準から優待制度が拡充され、100〜299株の場合は半期2,500円、年間5,000円相当となる予定です。
株主優待は電子化されますか?
2026年9月末基準から、スマートフォンと紙を併用できる電子チケット方式へ移行します。1円単位での利用、プレゼント・共有機能なども予定されています。
王将フードサービスの株価はいくらですか?
株価は市場取引によって毎日変動するため、この記事では固定値を掲載していません。最新株価は王将フードサービス公式IRの株価情報から確認してください。
まとめ|餃子の王将の強みは「餃子・手作り・店舗力」にある
王将フードサービスは、1967年に京都四条大宮で誕生した「餃子の王将」を全国規模へ成長させた京都企業です。
最大の強みは、看板商品の餃子です。
主要食材を国産にこだわり、自社工場で餡や皮を製造し、店舗では多くの料理を手作りで提供する。
さらに、全国チェーンでありながら店舗ごとのオリジナルメニューを認めることで、地域性も残しています。
業績を見ると、2026年3月期は売上高が過去最高を更新しました。
一方、2027年3月期第1四半期は前年同期比で減収・大幅減益となっています。
原材料費、人件費、店舗関連費用などのコスト上昇を、売上成長や生産性向上でどこまで吸収できるかが今後の重要なポイントです。
株式を見る場合も、ブランド力や株主優待だけで判断せず、売上、営業利益率、既存店売上、PER・PBR、配当、会社予想などを組み合わせて確認する必要があります。
また、2026年9月末からは株主優待の拡充・電子化が始まります。
海外では台湾に加え、2026年8月にオーストラリア子会社を設立しました。AIによる需要予測や東日本への出店など、次の成長に向けた投資も進めています。
京都の一店舗から全国の日常食へ。
餃子の王将の歴史を企業として見ると、「安くて身近な中華料理店」の裏側に、自社工場、手作り調理、人材育成、ブランドづくり、財務、株主還元といった多くの仕組みがあることがわかります。
この記事の要点
- 王将フードサービスは京都発祥の東証プライム上場企業
- 餃子の王将は1967年に京都四条大宮で創業
- 餃子の王将と大阪王将は別会社
- 公式が挙げる強みは「餃子・手作り・オリジナリティ」
- 2026年3月期売上高は1,168億38百万円
- 2027年3月期1Qは売上高4.9%減、営業利益52.8%減
- 通期会社予想は現時点で据え置き
- 2024年10月に1株を3株へ分割
- 2026年9月末から株主優待を約1.25倍へ拡充
- 電子優待、海外展開、DXも今後の確認ポイント
王将フードサービスの公式情報会社概要、業績、決算資料などは、王将フードサービス公式IRサイトで確認できます。
株主優待については、王将フードサービス公式・株主優待ページをご確認ください。
株価の現在値は、王将フードサービス公式・株価情報から確認できます。
投資・最新情報についての注意この記事は2026年9月1日時点で確認できる王将フードサービス公式IR、決算資料、適時開示などをもとに、企業研究を目的として作成しています。特定の株式の購入・売却を推奨するものではありません。株価、業績予想、配当、株主優待、店舗数などは変更される場合があります。株式投資には元本割れの可能性がありますので、実際の判断では必ず最新の公式IR資料や証券会社の情報をご確認ください。

