亀末廣とは?京のよすが・予約方法と「一対一の商い」を守る老舗文化

京都の老舗亀末廣と京のよすがをイメージした京町家と季節の和菓子 企業文化

こんにちは。日本文化ラボ(Nippon Culture Lab)運営者の「samuraiyan(さむらいやん)」です。

京都で「ここでしか出会いにくい老舗和菓子」を探しているなら、烏丸御池近くの姉小路通に店を構える「亀末廣(かめすえひろ)」は知っておきたい一軒です。

代表銘菓は、色とりどりの干菓子や半生菓子を小さな茶室のように詰め合わせた「京のよすが」。季節によって中身が変わり、箱を開けた瞬間に京都の四季が広がるような菓子として知られています。

ただ、初めて買おうとすると、「京のよすがはいくら?」「予約した方がいい?」「通販できる?」「賞味期限は?」「営業時間は?」など、意外とわかりにくいことがあります。

その理由の一つは、亀末廣が大規模な販売網やオンライン通販を前提にするのではなく、長く「一対一の商い」を大切にしてきた店だからです。

文化元年(1804年)の創業から220年以上。現在も京都・姉小路の一店舗を中心に、季節、相手、用途に合わせた京菓子を作り続けています。

この記事では、亀末廣の歴史と企業文化、代表銘菓「京のよすが」の特徴・価格・予約方法、ほかの代表的な京菓子、店舗へのアクセスまで、初めて訪れる方にもわかりやすく整理します。

この記事でわかること

  • 亀末廣が1804年から続く京都の老舗京菓子店であること
  • 「一対一の商い」を大切にする企業文化
  • 代表銘菓「京のよすが」が四畳半と呼ばれる理由
  • 京のよすがの現在の価格目安とサイズ
  • 京のよすがを予約するときの方法
  • 通販・百貨店販売について知っておきたいこと
  • 「京の土」「古都」「一休寺」などほかの菓子
  • 亀末廣の住所・電話番号・アクセス
  • 営業時間情報に差があるため訪問前確認が必要な理由
  1. 亀末廣とは?1804年創業の京都・姉小路の老舗
    1. 御所や二条城ともつながってきた京菓子の歴史
  2. 亀末廣の企業文化を象徴する「一対一の商い」
    1. 菓子職人もまず店頭で客を知る
  3. 亀末廣の「京のよすが」とは?京都の四季を一箱に表現
    1. 「四畳半」と呼ばれる理由
    2. 季節によって中身は何度も変わる
  4. 京のよすがの価格は?3つのサイズを目的で選ぶ
  5. 亀末廣の京のよすがは予約できる?
    1. 「予約なしでも買える」とは限らない
  6. 亀末廣は通販できる?店頭購入を基本に考える
  7. 京のよすが以外にも知っておきたい亀末廣の菓子
    1. 「古都」は京都そのものを菓子にする
    2. 「一休寺」は呉服商の注文から定番へ
  8. 「京の土」は古いのに新しい亀末廣のもう一つの顔
  9. 季節限定の京菓子にも注目
  10. 亀末廣の建物も京都文化の一部
  11. 亀末廣の店舗・アクセス情報
  12. 亀末廣はどんな人への手土産に向いている?
  13. 笹屋伊織など他の京都老舗和菓子との違い
  14. 亀末廣の企業文化から学べること
    1. 売らないこともブランドになる
  15. よくある質問
    1. 亀末廣の読み方は?
    2. 亀末廣の代表銘菓は何ですか?
    3. 京のよすがはいくらですか?
    4. 京のよすがは予約できますか?
    5. 京のよすがの賞味期限はどれくらいですか?
    6. 亀末廣は通販できますか?
    7. 亀末廣は百貨店で買えますか?
    8. 亀末廣はどこにありますか?
    9. 営業時間は何時から何時までですか?
    10. 京のよすが以外におすすめはありますか?
    11. 初めて亀末廣へ行くなら何を買えばいいですか?
  16. まとめ|亀末廣は「一対一の商い」で京都の季節を届ける老舗

亀末廣とは?1804年創業の京都・姉小路の老舗

亀末廣は、文化元年(1804年)創業の京菓子店です。

京都市中京区の姉小路通、烏丸御池駅から歩いてすぐの場所にあり、200年以上にわたって同じ界隈で商いを続けてきました。

京都市の「京都を彩る建物や庭園」では、亀末廣について、文化元年創業の老舗菓子屋であり、創業当初からの外観を残す主屋と築100年以上の穀物用の蔵が姉小路通の景観形成に重要な建物として紹介されています。

つまり、亀末廣では菓子だけでなく、店そのものも京都の歴史を伝えています。

京都・亀末廣の歴史ある店構えをイメージした京町家と蔵

烏丸御池周辺には新しいホテルや商業施設も増えていますが、その中で昔ながらの商家の姿を残していることも、亀末廣の大きな魅力です。

京都市「京都を彩る建物や庭園・亀末廣」

御所や二条城ともつながってきた京菓子の歴史

亀末廣は、長い歴史の中で京都御所や二条城へ菓子を納めてきた老舗として紹介されています。

現在のように誰でも簡単に砂糖や菓子を買える時代ではなかった頃、京菓子は宮中、寺社、茶の湯、祝い事など特別な場と深く結びついていました。

亀末廣が得意としてきた干菓子や上生菓子も、単に甘いものとして作られるのではなく、季節や行事、その席の意味を小さな菓子の中へ表現する文化の一部です。

その考え方をわかりやすく見ることができるのが、現在も代表銘菓として知られる「京のよすが」です。

亀末廣の企業文化を象徴する「一対一の商い」

亀末廣を企業文化という視点から見ると、非常に特徴的なのが販売方法です。

現在は京都の老舗でも、百貨店への出店、全国配送、自社EC、SNS販売などを積極的に進める店が増えています。

一方、亀末廣は長く、京都・姉小路の店頭で客と直接向き合う「一対一の商い」を大切にしてきました。

京都の老舗和菓子店で客と向き合う一対一の商いをイメージした接客風景

亀末廣について紹介した複数の資料では、代々受け継がれてきた言葉として、

「売って喜ぶよりも、買って喜んでいただく」

という考え方が紹介されています。

売上を増やすことを最初に考えるのではなく、買った相手が喜ぶ菓子を渡す。

言葉だけを見ると素朴ですが、現在の企業経営という視点で見ると、顧客との関係を非常に重視した考え方です。

亀末廣の商いから見える特徴

  • 大量販売より、一人ひとりの客との関係を重視する
  • 季節や用途に合わせて菓子を提案する
  • 本店での対面販売を大切にしてきた
  • 京都の四季を菓子で表現する
  • 商品だけでなく、店・接客・包装を含めて価値を届ける

菓子職人もまず店頭で客を知る

亀末廣を取材した「一〇〇年生き抜く 京都の老舗」では、興味深い人材育成について紹介されています。

亀末廣では、菓子職人を目指す人も、まず2~3年ほど店頭で販売に携わるとされています。

なぜ、すぐに菓子作りへ入らないのでしょうか。

店頭に立てば、どのような人が来店し、どんな目的で菓子を求め、どの商品を選ぶのかを知ることができます。

つまり、先に「菓子を買う人」を理解してから、「菓子を作る人」になるという考え方です。

これは、亀末廣の「売って喜ぶよりも、買って喜んでいただく」という姿勢ともつながっています。

職人技だけではなく客を知る優れた商品を作ることだけではなく、それを誰が、どんな場面で受け取るのかまで知る。亀末廣の人材育成には、対面販売を大切にしてきた老舗らしい考え方が見えます。

亀末廣の「京のよすが」とは?京都の四季を一箱に表現

亀末廣を代表する菓子が「京のよすが」です。

京都府菓子工業組合でも、亀末廣の代表商品として「京のよすが」が掲載されています。

特徴は、単にいろいろな干菓子を箱に詰めているわけではないことです。

秋田杉を使った箱を茶室の「四畳半」に見立て、その中に落雁、打物、求肥、半生菓子など、季節に応じた小さな京菓子を配置します。

一つひとつを見ると小さな菓子ですが、箱全体を眺めると一つの京都の景色になります。

亀末廣の京のよすがをイメージした季節の京菓子の木箱詰め合わせ

京のよすがの特徴

  • 箱を四畳半の茶室に見立てている
  • 落雁・打物・求肥など複数の京菓子を組み合わせる
  • 草花や季節の風物を小さな菓子で表現する
  • 季節によって中身が変わる
  • 贈答だけでなく、箱を開ける体験そのものを楽しめる

「四畳半」と呼ばれる理由

京のよすがの代表的な箱は、仕切りを茶室の四畳半に見立てています。

茶の湯と京菓子には深い関係があります。

茶室という空間を小さな杉箱へ置き換え、その中へ季節の菓子を配置することで、単なる「菓子詰合せ」ではなく、京都の茶の湯や季節感を感じられる構成になっています。

このため、京のよすがは「四畳半」という呼び名でも知られています。

箱を開けた人が、色、形、配置を眺めてから一つずつ味わう。

食べる前から楽しみが始まっているところが、京のよすがの魅力です。

季節によって中身は何度も変わる

京都デジタル茶の湯マップでは、「京のよすが」の内容は1年に約14回変わると紹介されています。

春、夏、秋、冬という4パターンだけではありません。

季節の細かな移り変わりに合わせて、菓子の形や意匠が変化します。

これは京都文化で大切にされてきた「季節を少し先取りする」「今だけの風景を菓子へ写す」という感覚ともつながります。

同じ京のよすがを別の季節に買っても、中身が同じとは限りません。

一度食べて終わりではなく、季節が変わるたびに新しい表情に出会えるところも魅力です。

京都の和菓子と季節の関係については、京都の和菓子とは?歴史・季節・老舗・甘味処をわかりやすく解説でも詳しく紹介しています。

京のよすがの価格は?3つのサイズを目的で選ぶ

2026年8月時点で確認できる京都デジタル茶の湯マップでは、「京のよすが」には複数のサイズが紹介されています。

タイプ 掲載価格 向いている用途
亀甲 1,300円 自宅用、少人数への手土産、初めて試したい人
片開き 2,600円 気軽な贈答、家族への手土産
京のよすが 3,900円 大切な贈り物、京都らしい正式な手土産

特に3,900円として紹介されている「京のよすが」は、秋田杉を四畳半に組んだ代表的な詰合せです。

一方、「まず自分で味わってみたい」「大きな箱までは必要ない」という場合は、亀甲や片開きのような小さいタイプを選びやすいでしょう。

価格・内容は購入時に確認してください京のよすがは季節によって菓子の内容が変わります。価格も今後変更される可能性があります。この記事の価格は2026年8月時点で確認できる掲載情報を基準にしているため、購入時には電話または店頭で最新価格をご確認ください。

京都デジタル茶の湯マップ「亀末廣」

亀末廣の京のよすがは予約できる?

大切な贈り物として京のよすがを買う場合、できれば事前に予約しておきたいですよね。

京都デジタル茶の湯マップでは、京のよすがについて予約や用途に応じた調整にも対応していると紹介されています。

一方、亀末廣には現在、大手通販サイトのように商品を選んでその場で決済する公式ECサイトは確認できません。

そのため、確実に購入したい場合の基本は、店舗へ電話して相談する方法です。

京のよすがを予約するときに伝えたいこと

  • 購入希望日
  • 希望する商品・サイズ
  • 必要な個数
  • 自宅用か贈答用か
  • 祝い・茶席・手土産など用途
  • 包装など相談したいこと
  • 発送を希望する場合は現在対応可能か

亀末廣 電話番号:075-221-5110

特に季節菓子、複数箱の購入、年末年始、茶席や祝い事などで使う場合は、当日に店へ行って在庫を期待するより、先に電話で相談しておく方が安心です。

「予約なしでも買える」とは限らない

京のよすがは店頭に並ぶことがありますが、常に希望するサイズや内容が十分にあるとは限りません。

亀末廣は大量生産・大量販売を中心とする店ではなく、季節の菓子を手仕事で作る老舗です。

そのため、「京都旅行の日に絶対買いたい」「大切な人への贈答で使いたい」という場合は予約をおすすめします。

特に季節の蒸し菓子などについても、観光情報では事前予約が望ましい商品があるとされています。

日保ちも予約時に確認京のよすがには干菓子だけでなく半生菓子などが組み合わされることがあり、季節によって内容も変わります。そのため「京のよすがは一律○日」とこの記事で固定せず、購入する日の詰合せについて店頭または電話で日保ちを確認するのが確実です。

亀末廣は通販できる?店頭購入を基本に考える

現在、多くの京都老舗では公式オンラインショップから全国へ商品を注文できます。

しかし、亀末廣は少し違います。

亀末廣は長く、支店や百貨店展開を広げず、本店で客と向き合う「一対一の商い」を大切にしてきました。

現在も一般的なECショップのような公式通販ページは確認できないため、基本は京都・姉小路の店舗で購入する店と考えておくとわかりやすいです。

過去の紹介資料には電話やFAXで注文を受け、発送した例も記載されていますが、現在の発送条件、対象商品、支払方法などが同じとは限りません。

遠方から取り寄せたい場合は、「通販できない」と決めつけず、電話で現在の発送対応を相談するのが確実です。

亀末廣は「わざわざ訪ねること」も価値になるインターネットで全国の商品が簡単に届く時代に、本店で商品を見て、店の人と話しながら季節の菓子を選ぶ。亀末廣では、その購入過程自体が老舗文化を体験する時間になります。

京のよすが以外にも知っておきたい亀末廣の菓子

亀末廣といえば京のよすがが有名ですが、店ではほかにも個性的な菓子が作られています。

京都デジタル茶の湯マップでは、「古都」「一休寺」「絹のしずく」「お千代宝」「げんじ」など、亀末廣ならではの菓子が紹介されています。

菓子 特徴 掲載価格の目安
古都 京都の名所を意匠にした玄米・和三盆味の打物 2,500円
一休寺 玄米の香ばしさを生かした落雁 2,300円
絹のしずく 和三盆味の落雁と一休寺納豆を組み合わせた菓子 1,600円
お千代宝 和三盆を愛らしい小さな意匠に仕立てた菓子 1,600円
げんじ 源氏物語1000年紀にちなんで作られた菓子 2,900円

これらの価格も2026年8月時点で確認できる掲載情報によるもので、変更される場合があります。

「古都」は京都そのものを菓子にする

「古都」は、保津峡、神護寺、金閣寺、清水寺、知恩院、三千院、宇治橋、大原女、都をどりなど、京都の名所や文化を菓子の意匠へ写した商品です。

現在の菓銘「古都」は、川端康成の作品名にもちなむものとして紹介されています。

一箱の中に京都の名所を並べる発想は、「京のよすが」と共通しています。

亀末廣では、味だけではなく、菓子の形に京都の場所・季節・文化を重ねています。

「一休寺」は呉服商の注文から定番へ

玄米の香ばしさが特徴の「一休寺」は、1960年頃、呉服商の展示会に合わせて作られた菓子が評判となり、定番商品になったと紹介されています。

ここにも亀末廣の商いの特徴が見えます。

最初から大量販売する商品を企画するのではなく、特定の客のために作った菓子が評価され、その後長く残る。

一対一の注文から、新しい定番が生まれているわけです。

「京の土」は古いのに新しい亀末廣のもう一つの顔

京都館では、亀末廣を紹介する菓子として「京の土」に注目しています。

この菓子は、完成された小さな形をそのまま食べるのではなく、食べる人自身が割ることによって形が完成します。

京都館では「古いのに新しい菓子」と表現されています。

ここが亀末廣のおもしろいところです。

1804年創業だからといって、すべてが「昔から変わらない形」である必要はありません。

京菓子らしい素材・味・季節感を大切にしながら、食べる人の想像力を引き出す商品も作られています。

ただし「京の土」は季節や天候によって出来上がりが左右され、安定して作ることが難しい菓子として紹介されています。

そのため、店頭に必ずある商品とは考えず、出会えたら楽しむくらいの気持ちで訪れるのがよいでしょう。

京都館「亀末廣」

季節限定の京菓子にも注目

亀末廣では、一年中同じ商品だけを作っているわけではありません。

秋には栗を使った菓子、冬から年明けには丹波の白小豆を使った商品など、季節限定の菓子も登場します。

京都デジタル茶の湯マップでは、秋の栗蒸し羊羹「竹裡(ちくり)」なども紹介されています。

秋の季節感を表現した京菓子と落雁、栗菓子、緑茶の茶席

季節商品は、その年の素材や時期によって販売状況が変わります。

「昨年SNSで見た栗菓子を買いたい」と思っても、今年同じ日に販売しているとは限りません。

季節菓子は電話確認がおすすめ目当ての商品がある場合は、商品名・訪問予定日・必要数を電話で確認すると安心です。特に秋の栗菓子、年末年始の菓子、茶席用などは、売り切れや予約対応になる可能性を考えて早めに相談しましょう。

亀末廣の建物も京都文化の一部

亀末廣を訪れるなら、菓子だけでなく店構えにも注目してみてください。

京都市によると、姉小路通に面する主屋は創業当初からの外観を残し、その隣には築100年以上の穀物用の蔵があります。

現代的なショーケースを前面に出した店舗とは違い、初めてだと「入っていいのかな」と少し緊張するかもしれません。

しかし、この暖簾をくぐって対面で菓子を選ぶこと自体が、亀末廣の商いの一部です。

建物、店頭に並ぶ菓子見本、季節の説明、店の人との会話。

商品だけを宅配便で受け取るのとは違った体験があります。

京都市が選定する歴史的な建物亀末廣は、京都市の「京都を彩る建物や庭園」に選定されています。京菓子の歴史だけでなく、姉小路通の景観を伝える建築としても価値が認められています。

亀末廣の店舗・アクセス情報

亀末廣は、京都市営地下鉄「烏丸御池駅」から徒歩数分という便利な場所にあります。

項目 内容
店名 亀末廣(かめすえひろ)
住所 〒604-8185 京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町251
電話 075-221-5110
代表商品 京のよすが
最寄り駅 京都市営地下鉄「烏丸御池駅」から徒歩約2~3分

京都府菓子工業組合の現在の店舗情報では、営業時間は8:30~18:00、休業日は日曜・祝日・12月31日~1月5日と掲載されています。

一方、京都デジタル茶の湯マップでは9:00~17:00、京都館では9:00~17:00・水曜と日曜休みという案内もあり、公開情報に差があります。

臨時変更や現在の営業形態が反映されるタイミングの違いも考えられるため、この記事では一つの営業時間を断定しません。

訪問前に電話確認してください亀末廣は営業時間・定休日について掲載先によって情報に差があります。遠方から「京のよすが」を目的に訪れる場合は、当日または前日までに075-221-5110へ電話し、営業日時と在庫を確認するのが最も確実です。

京都府菓子工業組合「亀末廣」店舗情報

亀末廣はどんな人への手土産に向いている?

亀末廣の菓子は、「京都で有名だから」という理由だけで選ぶより、相手や場面に合わせて選ぶと魅力が伝わりやすくなります。

目的 おすすめ 理由
京都らしい正式な手土産 京のよすが 季節の京菓子を四畳半の箱に詰めた代表銘菓
少人数への手土産 京のよすが 亀甲・片開き 代表銘菓を比較的コンパクトに楽しめる
茶道・和文化が好きな人 京のよすが・干菓子 季節、茶室、京菓子文化を感じやすい
京都好きへの贈り物 古都 京都の名所を意匠にしている
香ばしい菓子を好む人 一休寺 玄米を使った落雁として知られる
珍しい京菓子を探している その時季の限定菓子 季節によって店頭商品が変わる

笹屋伊織など他の京都老舗和菓子との違い

京都には、それぞれ異なる企業文化を持つ老舗和菓子店があります。

たとえば笹屋伊織は、1716年創業の伝統を守りながら、イオリカフェ、別邸、SASAYAIORI+など新しい業態も展開しています。

一方、亀末廣は、支店やECを積極的に広げる方向ではなく、本店の対面販売と季節ごとの菓子づくりを軸にしてきました。

老舗 特徴
亀末廣 一対一の商い・季節の干菓子・店頭で客と向き合う文化
笹屋伊織 伝統の継承と革新・限定どら焼・カフェや新業態への展開
阿闍梨餅本舗 満月 代表商品を軸に幅広い京都土産需要へ対応

笹屋伊織については、笹屋伊織とは?310年続く京菓子老舗の伝統と革新・どら焼き完全ガイドで詳しく紹介しています。

京都の和菓子店全体を比較したい場合は、京都の和菓子とは?歴史・季節・老舗・甘味処をわかりやすく解説も参考にしてください。

亀末廣の企業文化から学べること

亀末廣は1804年創業です。

220年以上も商いを続けているにもかかわらず、全国へ支店を増やしたり、商品をどこでも買えるようにしたりすることを企業価値の中心には置いてきませんでした。

それでも亀末廣を求める人が絶えないのは、商品だけではない価値があるからです。

亀末廣から見える老舗経営

  • 客の数を増やすことだけを目的にしない
  • 商品を渡す相手まで意識して作る
  • 季節に合わせて商品を変える
  • 職人にも店頭で客を知る時間を持たせる
  • 建物・店・接客もブランドの一部として守る
  • 大量生産できないことを弱点ではなく価値として残す

「売って喜ぶよりも、買って喜んでいただく」。

この家訓は、現代風の言葉にすれば顧客満足や顧客体験にも通じます。

しかし亀末廣の場合、それを最近のマーケティング用語として取り入れたのではなく、長い年月の商いの中で実践してきた点に特徴があります。

売らないこともブランドになる

通常の企業なら、「もっと買いやすくする」「もっと多くの場所で販売する」ことは成長戦略になります。

亀末廣は、その反対に近い商いを長く続けてきました。

姉小路の店を訪ね、暖簾をくぐり、季節の菓子を見て、店の人と相談して買う。

便利さだけを考えれば非効率です。

しかし、そのひと手間があるからこそ、「わざわざ京都で選んだ」という贈り物の価値が生まれます。

これは、どこでも同じ商品がすぐ買える時代だからこそ、より特徴的な企業文化になっています。

よくある質問

亀末廣の読み方は?

「かめすえひろ」と読みます。文化元年(1804年)創業の京都の老舗京菓子店です。

亀末廣の代表銘菓は何ですか?

代表銘菓は「京のよすが」です。秋田杉の箱を四畳半の茶室に見立て、季節の落雁、打物、求肥、半生菓子などを詰め合わせています。

京のよすがはいくらですか?

2026年8月時点の京都デジタル茶の湯マップでは、亀甲1,300円、片開き2,600円、代表的な京のよすが3,900円と紹介されています。価格は変更される可能性があるため、購入時に確認してください。

京のよすがは予約できますか?

予約や用途に合わせた調整に対応していると紹介されています。確実に購入したい場合は、亀末廣へ電話(075-221-5110)で購入日、サイズ、個数、用途を相談するのがおすすめです。

京のよすがの賞味期限はどれくらいですか?

京のよすがは季節によって内容が変わり、干菓子・半生菓子など組み合わせも変わるため、この記事では一律の日数を記載していません。購入時に、その日の詰合せの日保ちを店頭または電話で確認してください。

亀末廣は通販できますか?

一般的な公式ECサイトは現在確認できません。店頭販売を中心にしてきた店です。過去には電話などで発送対応した記録もあるため、遠方への配送を希望する場合は、現在対応可能か電話で直接確認してください。

亀末廣は百貨店で買えますか?

亀末廣は長く本店での対面販売を軸にしてきた店として知られます。常設百貨店でいつでも買える商品とは考えず、基本は京都・姉小路の本店で購入するのが確実です。

亀末廣はどこにありますか?

京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町251です。京都市営地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池駅」から徒歩約2~3分です。

営業時間は何時から何時までですか?

京都府菓子工業組合では8:30~18:00と掲載されていますが、京都デジタル茶の湯マップや京都館には9:00~17:00という案内もあります。また定休日にも掲載情報の差があります。そのため、遠方から訪問する場合は電話(075-221-5110)で当日の営業を確認してください。

京のよすが以外におすすめはありますか?

「古都」「一休寺」「絹のしずく」「お千代宝」などがあります。また、季節によって栗蒸し羊羹など限定の京菓子が並ぶことがあります。

初めて亀末廣へ行くなら何を買えばいいですか?

亀末廣らしさを最もわかりやすく体験したいなら「京のよすが」が第一候補です。量が多いと感じる場合は、亀甲や片開きなど小さいサイズを相談すると選びやすいでしょう。

まとめ|亀末廣は「一対一の商い」で京都の季節を届ける老舗

亀末廣は、文化元年(1804年)創業の京都の老舗京菓子店です。

烏丸御池近くの姉小路通で220年以上商いを続け、創業当初からの外観を残す主屋や100年以上の蔵も、京都市から歴史的な景観を構成する建物として評価されています。

代表銘菓は「京のよすが」。

秋田杉の箱を四畳半の茶室に見立て、落雁、打物、求肥、半生菓子などを季節に合わせて配置します。

内容は一年に何度も変わり、箱を開けるたびに京都の季節を感じられるところが特徴です。

2026年8月時点で確認できる価格は、亀甲1,300円、片開き2,600円、代表的な京のよすが3,900円。大切な贈り物に使う場合や確実に購入したい場合は、電話で事前予約をしておくと安心です。

しかし、亀末廣の魅力は商品だけではありません。

代々大切にしてきたとされる、

「売って喜ぶよりも、買って喜んでいただく」

という言葉。

職人になる人もまず店頭へ立ち、誰がどのような気持ちで菓子を買うのかを学ぶという人材育成。

そして、支店やオンライン販売を大きく広げるより、京都の本店で客と向き合う「一対一の商い」。

便利さや販売量だけでは測れない価値を、亀末廣は長く守ってきました。

京都の季節を菓子に写し、それを一人ひとりの客へ手渡す。

そこに、亀末廣という老舗企業の文化があります。

京都旅行で烏丸御池周辺を歩く予定があるなら、「京のよすが」だけを目的にするのではなく、姉小路の歴史ある店構え、季節ごとの菓子、店頭で選ぶ時間まで含めて楽しんでみてください。

訪問・購入前の最終確認この記事は2026年8月31日時点で確認できる京都府菓子工業組合、京都市、京都デジタル茶の湯マップ、京都館などの公開情報をもとに作成しています。営業時間・定休日・価格・商品内容・予約・発送対応は変更される可能性があります。特に亀末廣は公開媒体によって営業時間情報に差があるため、訪問前には電話(075-221-5110)で最新情報をご確認ください。

情報確認日2026年8月31日

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